殊山は今から約1300年前に、奈良時代の名僧・泰澄大師が国家の鎮護に備えたといわれる霊山です。また文殊山の春はカタクリのほか、「遅桜(おそさくら)」、「ヤマブキ」「ツバキ」なども見どころです。トレッキングシューズを用意して、標高365mの文殊山散策を楽しんでください。
福井市新開町には文殊菩薩を祭った泰澄大師ゆかりの祠があり、この地は古来より文殊井笥(もんじゅいけ)と称されてきました。文殊山の祭礼4/25の宵宮に当たる4/24の夜(PM6:00〜PM9:00ごろ)には、真言修法の火祭りに倣い文殊の知恵を授かりたく願いながら祠の前で火祭りが行われます。この行は200年以上の間途切れることなく年々退転なく受け継がれ現在に至っています。(問合せ:文殊井笥保存協会 0776-38-2200)
 また同じく24日の日没後には、文殊山頂に「児(ちご)の火」が点灯されます。これは泰澄大師ゆかりの1000年以上前の行事を復活させたもの。大文殊に文殊菩薩の「文」の字が浮かび上がります。

「児(ちご)の火」

■登山ルート
福井市側からは大村、二上、角原の各コース。
大村から約2km(約1時間)の展望台付近がカタクリの群生地です。

 「カタクリの群生地としては、日本海でも最大規模という人もいます」と、カタクリの保護活動をされている楞厳寺(りょうごんじ)のご住職。4月、薄紫色のカタクリのじゅうたんを見ることができます。
 カタクリは落葉樹林の林床に群生していた植物。いま日本では、一部の心ない人々が次々と株を掘り上げ持ち帰ってしまったために、その数は全国的に激減してしまったそう。文殊山にこれほどの群生地ができたのも、ボランティアの方が、カタクリの近くの笹をていねいに刈るなど保護活動をしていたからこそです。カタクリのじゅうたんに足を踏み入れず、そっとめでてください。
◎カタクリの見ごろ
 4月初旬から2週間程度
カタクリ
 カタクリ

◎<電車>JR越美北線福井駅ー越前東郷下車
◎<車>北陸自動車道・福井ICから/片道10分
◎<問合せ>文殊観光協会データベースへ